右投手に速球派の投手が多い”意外な理由”

右投手に速球派の投手が多い”意外な理由”

150キロ超のストレートを投げる投手といえば、楽天の則本昂大、ホークスの千賀、そして日本最速記録を持つ大谷翔平などがいます。

速球派の投手として思い浮かぶ投手は、たいてい右投手ですよね^^

なぜそうなのか。

昔からある迷信もさわりつつ紐解いていきたいと思います。




左投手は球が遅い?

左投手で150キロ超のストレートを投げる投手は、西武の菊池投手、昔甲子園を騒がした辻内投手。

それ以外にぱっと思い浮かぶ選手が出てきませんでしたが、左投手でも150キロを投げる事は可能ということはわかります。

なぜ左投手で速い球を投げる投手が少ないのか?

これは諸説あります。

よく言われているのは、心臓が体の左側にあるから左投手は球が遅い。

昔から言われていました。

誰が言い出したのかわかりませんが、これは大きな間違いです。

そもそも心臓は左側ではなく体のほぼ中心にあります。

「でも、実際に体を解剖してみると、心臓は胸のほぼ中央にあるのですよ」

仮に心臓が体の左側にあったとしても、速い球が投げられないという理由にはならないでしょう。

左投手で速い球を投げる投手が少ないというのは、ただ単に分母の問題だけです。

日本人の約9割は右利きと言われています。

野球ではサウスポー、サッカーではレフティと呼ばれ、数多くの名選手が生まれいてる。日本人のおよそ9割が右利き。
日常生活用品のほとんどが右利き用に作られている。

左利きの分母が圧倒的に少ないのです。





またその数少ない左利きの中で、野球に興味を持ちそして投手になるというのはすごい確率です。

ましてやそこからプロに行くほどの人はほんとにわずかな限られた人です。

それに比べて右投手は圧倒的な分母です。

その中からふるいにかけられるので、必然的に能力の高い投手がでてくるでしょう。

右の本格派と言われる投手が多いのはそういったことがあると思います。

世界最速は左投手?

日本での最速は、日本ハム時代に大谷翔平が記録した165キロです。

かつては、元西武の松坂大輔がデビュー戦で155キロを投げ話題になりましたね。

そういったこともあって、右投手は球が速いという印象を持っている人が多いです。

左投手で球の速い投手が現れれば、左なのに速いな~と感心する人がいます。

左なのにというのは、左投手の絶対数が少ないのにその中で速い球を投げれているという点で凄いといっているのか、それとも左投手は球が遅いのに速いなんて珍しいと思っているのか。

左なのに~というのはどういう意味で言っているのか聞く機会があれば聞いてみたいです。

現実的に世界での最速はチャップマン投手の171キロです。

しかも彼は左投げです。

このことから、速い球を投げるには右投げ左投げは関係ないといえるでしょう^^

以上、右投手に速球派の投手が多い”意外な理由”でした。