球速アップに必要な筋肉は存在しない?
「球速アップに必要な筋肉は存在しない!」
そういうとちょっと大げさなのですが、私自身長年経験してきたからこそそう言える部分もあります。
なにを言ってるんだコイツは!と思った方も少しだけお付き合いいただけませんか。
球速アップに必要な筋肉は存在しないと言えるワケ
もちろん筋肉は必要です。
物理の法則では力×力を加える距離がエネルギー量となるので、この公式には逆らえませんからね。
ここの筋肉があれば球速がアップするという単純なものでもありません。
必要な筋肉はどこか?という問いに対してはここの筋肉があれば球速アップします!というものはありません。
二の腕を鍛えたら球速アップするなんて言ってる人がたまにいますが、数キロは球速アップするかもしれません。
しかし速い球を投げるのに腕の筋力はほぼ不要です。
腕の筋力がいるならプロの投手はみなゴツゴツしているでしょう。
腕を重くすることで肘にも負担がかかりますから絶対ダメです。
一時的に球は速くなるかもしれませんが、長期的な目で見なければ野球人生を後悔することになるでしょう。
球速アップに必要なのは筋肉ではない!
筋肉さえあれば球速アップするといっている人は危ないかもしれません。
いやあってもいいのですが、使える筋肉であることが重要です。
自己満足の筋肉ではなく。
強いて言うなら下半身の筋肉はあったほうがいいでしょう。
でも筋骨隆々になるほどはいりません。
筋力があればいいです。
投球というのは回旋運動なのでいかに腰を早く回すかというのが肝になってきます。
腰が早く回れば腕も自然とついてきます。
腕を振るというよりも振られるという感覚です。
ボールは腕で最終的に投げますが、腕の力はあまり関係ありません。
そういうことに気づけるのはいろいろと失敗を重ねないと気づかないでしょう。たとえ知っていたとしても失敗しないと気づけないということもいえますが。
人体の構造を理解することこそが球速アップの秘訣です。
以上、球速アップに必要な筋肉は存在しない?でした。