野球はなぜ4番に強打者を置くのか?

野球はなぜ4番に強打者を置くのか?

野球において、4番バッターはただ単に4番目の打者というわけではありません。

チームで最も長打力があり、ホームランや打点の期待出来る選手が任されることがほとんどです。

打の中心となる選手であることに間違いありません。

プロ野球でも、各チームの4番というとチームを代表するような打者であったり、外国人選手が任されますからね。

しかし、なぜ4番に強打者を置くのか。

疑問に思ったことのある人は少なくないでしょう。

4番に強打者を置く理由や、それが本当に正しいのかといったところも含め解説していきます^^




4番打者の役割

4番の役割は、とにかく打点をあげることにつきると思います。

【クリーンナップ】
野球の打順で特に3・4・5番打者に対して使われる用語である。クリーンナップは英語の clean up が語源となっていて、塁にいる走者をホームに返す事を期待するため、 塁にたまっているランナーを掃除するという意味合いでつけらている。

出塁したランナーをとにかく返すということが最も求められた役割です。

4番という打順は、ランナーが出塁しているケースで迎える事が比較的多いとされています。

例えば、初回であれば1番から3番のうち誰かが出塁すると4番に回ってきます。(出塁しても併殺打や盗塁死などで回って来ないケースもありますが。)

そうなると、理論的には得点のチャンスが高まりますよね。

効率的に点を取るために最適な打順という考えなのです。

また、4番は試合の終盤なんかの勝敗を左右する場面で打順が回って来ることも少なくありませんからね。

そういった意味でも、4番というのは大事な打順であることに間違いありません。




なぜ4番に強打者を置く?

なぜ4番に強打者を置くのか。

先ほどの4番の役割で説明したことが、おおよその理由となります。

打順の巡りの良さですよね。

また、打順の巡り意外の要素としてプロ野球だと特に4番を崇拝するというか、特別なものとしている伝統があるのも理由になるでしょう。

打線の中心となる選手が打つことの多い4番打者。長嶋茂雄、野村克也、山本浩二、落合博満、清原和博、松井秀喜など日本球界を代表する強打者たちが4番を務めてきた。

4番を打ってきた人たちが、4番という打順の価値を高めたように思います。

しかし、メジャーでは3番最強説であったり2番最強説がありますから、必ずしも4番に強打者を置くことが正しいとは限らないでしょう。

データ的に先取点をとれば勝つチャンスが一気に高まることから、メジャーでは1回に主軸に打席を回すことを重視する。だからこそ、チームでベストの打者は3番を打つことが多かったが、2番の方が年間で18打席ほど多くなるという集計結果も、今の流れを後押ししている。

そもそも打順というのは、何が正解というのはないように思います。

チームの戦力や戦略によるところが大きいでしょうから。

それでも4番というのは、やはり特別なポジションだと私は思います。

4番に指名されたら、期待されてると強く感じますからね^^

以上、野球はなぜ4番に強打者を置くのか?でした。