
投手のクセの見つけ方はあるのか?投手目線でお伝えしたい。
投手のクセについて、相手チームは投手を打ち崩すためにクセが無いかを見てきます。
それが上のレベルであればあるほど。
自分は気をつけているつもりでも、出てしまうものです。
クセを見破る、見破られないは勝敗にも関わってくる部分なのでかなり重要です。
投手のクセに注目しました。
投手のクセにはどのようなものがある?
投手のクセは人によっても違う所があるのですが、共通しているものはあります。
ベタな3つをあげてみました。
グローブの指の動き
投手用グローブの指カバーは何故あるのか?
指を保護する為。と思っている人も少なくないでしょう。
投手は最も打者に近く、打球が当たることもしばしば。そのため指を保護している。
または挟殺プレーでランナーにタッチする場合などの指の保護。
おそらくこういった回答をする人は少なからずいます。
そのような意味合いも無くは無いと思います。
例えば、ランナー三塁でワイルドピッチをしホームに向かうランナーをタッチに行くときにピッチャーの人差し指にスパイクの歯が当たって怪我をすることも十分にありますからね。
指カバーの重要な役割は、クセを隠すというところにあります。
人間の手は片方の手を動かす場合、それと連動して反対側の手も動いてしまいます。
ですので、グローブの中でボールの握りを変えるときに人差し指もつられて動いてしまい、その結果クセとして球種がバレることもあります。
指カバーにはそういったことを抑制する一面もあるという話です。
指カバーをしていてもクセが出ている投手はいるでしょうから、見逃せないポイントです。
ワインドアップ
昔はワインドアップが主流でしたが、最近のプロ野球ではランナーがいない場面でもセットポジションで投げる投手がほとんどです。
なぜセットポジションが多いのかというと、まずはセットポジションにする事で無駄な動きを省き体力の消費を抑えるということ。
コントロールを良くするという一面もあります。
ワインドアップだと振りかぶる時の動きで体がぶれコントロールを乱すこともあります。
それを防止するためにセットポジションにしている投手もいます。
ランナーを出した時と出していない場合とでフォームを統一したいという投手心理もあるでしょう。
セットポジションの一番の利点は、クセが出にくいと言うところにあります。
ワインドアップの場合、例えばフォークを投げる場合ですがフォークは人差し指と中指でボールを深く挟む必要があります。
振りかぶり腕を上げた時のグローブからの手首の出具合でフォークだとバレることもあります。
もちろん一瞬の話なので、見極めは難しいですが。
セットポジションであれば、そういった心配も無いためにプロの投手が取り入れているのだと思います。
クセの見つけ方という点では、注目すべきな部分ですね。
腕の筋肉の動き
ボールを握り替える際の腕の筋肉の動きというのも、クセがでる部分でしょう。
かなり難易度は高そうですが。
半袖のシャツだと動きが丸わかりなので、クセを見破られないように長袖のシャツを着用している投手は多数います。
最近の長袖は、体にフィットするものが多く球種バレにも繋がるのではと思ったりもしますが腕の振りやすさの方に重点を置いているのかもしれません。
クセというのはどの投手も少なからずあるので、それを見つけるということも野球の楽しさにあっていいのかなと思います^^
以上、投手のクセの見つけ方はあるのか?投手目線でお伝えしたい。でした。