
ワインドアップの効果は?球が速くならないし球種がバレるリスクもある!?
ワインドアップ、いわゆる振りかぶる投法の事です。
一般的にワインドアップの効果として、振りかぶる事での勢いが使えるので球が速くなると言われています。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
まず考えることが野球の上達には不可欠です。
昔から当たり前とされていることを疑う勇気。
これが上達への近道です^^
ということでワインドアップについて解説していきます。
ワインドアップとは?
『ワインドアップは、腕を後ろに引き、次に頭上に振りかぶる一連の動作』と定義されています。
本格派の投手が取り入れているイメージが強いですね。
松坂大輔や前田健太など。
また外国人投手にワインドアップが多かったりもします。
ワインドアップを取り入れているのか速いのか、それとも元々速いのか。いずれかに分類されるとは思いますが。
ワインドアップにする事で、多少は球速が上がる?というのは疑うべきところではあります。
並進運動のスピードにも球速は左右されるからです。
また、ワインドアップにしたからといって、球速が10キロも20キロも速くなる訳はなく、せいぜい1、2キロ程度でしょう。
人によっては変わらないと言う人もいるかもしれません。
ワインドアップを取り入れている人に速球派が多いので、変なイメージを植え付けている可能性は無きにしもあらず。
ワインドアップのメリットという部分は、あまり無いように思いますし、むしろデメリットの方が多いでしょう。
メリットというか取り入れる理由としては、振りかぶる動作の格好良さというくらいしかないのではと思います(^-^;
ワインドアップのデメリットは以下の通りです。
ワインドアップにする事によってのデメリット
ワインドアップはデメリットしかないと考えます。
ワインドアップは振りかぶる動作が入るため、体がぶれることもあります。
そのことで制球が乱れることも少なくありません。
また、球種がバレるおそれもあります。
それは何故かというと振りかぶる際、腕を真上に上げるので、その時の手首の出具合で球種を見分けられることもあるのです。
手首の出具合というのは打者から見て、投手のグローブから見える投げる方の手の事です。
その具合で球種が読まれることもあるため、ワインドアップをとりいれていない投手が多いのも事実です。
球種を読まれるのはプロレベルの話ですが^^
いわゆるクセというところになってきますね。
ワインドアップは取り入れた方がよいのか?
これについては、プロレベルで無い限りは取り入れて問題無いと思います。
というのもプロでは細かいところが勝敗を分けますが、草野球なんかになると勝敗も重要ですが楽しむことも重要とされている為です。
まぁ草野球レベルだとそこまで考える必要がありませんね。
ピッチャーは振りかぶった方がカッコイいというのもあるので、カッコつける為に取り入れるのもありだと思います。
それ以外で意識の高い選手は、ワインドアップを取り入れる必要は無いとは言いませんが優先度は低いと思います。
そういったこともあり、セットポジションから投げる投手がプロ野球には多いです。
セットポジションでも球速は変わらない?
実際のところ、下半身の使い方が球速を左右します。
ワインドアップでも球の遅い投手はいますので。
ちなみにですが、日本人最速の球速を持っている大谷投手は、セットポジションで165キロを記録しました。
このことからわかるように、振りかぶる振りかぶらないが球速に関係するのは微々たるもので、効果は希薄なものといえます。
打者に威圧感を与えるには振りかぶる事はいいかもしれませんけどね^^
以上、ワインドアップの効果は?球が速くならないし球種がバレるリスクもある!?でした。