
シュートの肘への負担はどのくらい?投げない方がいい?
野球は怪我がつきものです。
投手であれば、肘や肩。
下半身の故障はごまかしがききますが、肘や肩は痛めると投げることが困難になります。
そんな中で、シュートを投げる投手は肘を壊すという迷信は昔から存在しています。
そんなシュートについての疑惑を丸裸にしていきましょう。
シュートとは?
右投手であれば自分から見て右側に曲がっていくボールです。
野球における球種(変化球)の1つで、比較的速い球速で投手の利き腕方向に曲がる。
引用元: シュート-wikipedia
最近では、ツーシームと呼ばれたりもしていますね。
シュートの投げ方は?
一般的にはシュートは、腕を捻って投げるものと言われています。
捻って投げる為に肘に負担がかかり、故障を招くといわれています。
実際は捻って投げている選手はほとんどいないでしょう。
捻ると言うよりは、リリースの際に人差し指に力を少し入れて投げている人がほとんど。
人間の腕はボールを投げると自然に内旋する為、わざわざ意識して捻らなくて良いと言うことです。
ツーシームも縫い目に沿って指をかけ、リリースの際に少し人差し指に力をいれて投げます。
リリースを遅らせれば遅らせるほどいいボールが投げられます。
シュートの使い方は?
昔と現在では使い方にも違いがあります。
昔は内角にシュートを投げて、バットを詰まらせて打ち取るスタイルが主流でした。
よくバットが折れるシーンをテレビで見たことがあるのではないでしょうか。
現在では、内角に投げて詰まらせる事の他、ボールゾーンからストライクゾーンに入れて見逃し三振を狙うという使い方もされています。
元カープの黒田投手や現ヤンキースの田中将大投手がそういった使い方をしていますね。
また少ない球数で打ち取りたい場合に投げたりもします。
シュートを使うことでシュートとは逆の変化をするスライダーが生きてきます。
スライダーがくると思って踏み込んでスイングし、シュートで詰まらす事もできます。
またそういう投球をすることで、ストライクゾーンを広く使えます。
結局シュートは肘に悪いのか?
これについては、関係性は薄いと思います。
シュートを本当に捻って投げる人もいると思いますが、それでも怪我に繋がる程ではないと思います。
それよりも肘が下がっていたり、無理なフォームで投げていることでの故障が多いと思います。
柔軟性とある程度の筋力があれば故障の可能性を減らすことが出来ます。
シュートを覚えて投球の幅を広げましょう^^
以上、シュートの肘への負担はどのくらい?投げない方がいい?でした。