野手登板にルールはある？メジャーで多い野手の登板について。

巨人の増田大輝内野手の投手起用に賛否両論がわき起こっているようで(^-^;

原辰徳監督（62）は1死無走者から野手の増田大輝内野手（27）を救援登板させ、増田大は打者2人を抑えた。巨人では2リーグ制以降、野手登録の選手が登板するのは史上初めて。敗色濃厚な中、「メジャー流」の奇策で甲子園を沸かせた。

引用元: 巨人・増田大が投げた！しかも抑えた！2/3回無失点　野手公式戦登板は21世紀初

こういう起用を見るとロマンを感じてしまう人も多いのではないでしょうか？＾＾

野球好きであるならば「おおー！」となる起用ですよね。

メジャーリーグでは大差の付いた試合では、投手の負担を少なくするために野手の登板というのは普通にあるのですが日本ではほとんどといっていいほどありませんね。

それで今回、しかも巨人という球界でも歴史のあるチームで野手の登板があったので球界OBやらが騒ぎ立てているようですね。

「大差がつき、中継ぎを休ませたいという理由で野手に投げさせるとは、もってのほか。巨人が絶対にしちゃいかん野球だ。確かにメジャーでは作戦のひとつとして野手を投げさせることがあるが、日本では、この作戦をやっていいチームと悪いチームがある。巨人には山ほどピッチャーがいるじゃないか。ピッチャーがいない他のチームがやるのならまだわかるが、巨人はやってはならないチームだ」

引用元: 大論争に一石…巨人大物OBは野手投手起用の原采配を批判「やり方が間違っている。巨人が絶対にしちゃいかん野球だ」

いろんな考えがありますから、賛否がでて当然といえば当然ですが、野手登板にルールがあれば、そういう話にもならないわけで。

ということで野手登板のルールなどを解説していきます＾＾

野手の登板

日本のプロ野球

日本のプロ野球での公式戦の野手の登板は、2000年のオリックス五十嵐章人選手が最後です。

この時は近鉄との試合で8回で3対16というかなりの大差がついた場面でした。

20年前の出来事なので、野手の登板という文化は日本では無いしある意味ご法度とされる空気感もあるのかなと思います。

メジャーリーグ

メジャーリーグでは一般的ですね。

シーズンを通しても普通に野手の登板はあります。

日本人メジャーリーガーでみると、2015年のイチロー（マーリンズ）、2017年の青木（アストロズ）。

どちらも高校時代に投手を経験しているので、そういったこともあって起用されたのかもしれません。

イチロー氏は、140キロ超えの直球に加えスライダーも交えていましたので、かなり本格的でしたね＾＾

野手の登板にルールはある？

日本のプロ野球においては野手登板のルールはありません。

メジャーでは、明確なルールは無かったのですが2019年に「野手登板は延長戦と6点差以上の試合のみ」というルールが制定されました。

野手の登板は近年増加傾向であり、それを戦略として考える人もいればお金を払って見に来ている観客に失礼ではないか？という風潮もあったりでこのルールが決まったそうですね。

確かにいくら点差がついたとしても、試合を捨てるという姿勢に納得できない人はいるでしょう。

ただ、10点差があるような状況での逆転は確率的にかなり難しいです。

草野球なんかであれば全然ありえるのですが、プロでは難しいです。

そうした状況で投手を起用するのは故障者の増加にも繋がりますし、何より生産性がありませんよね。

そこを考えると、野手の登板はやむなしと考えるのが妥当かもしれません。

もしくは、出場選手の枠を拡大して経験の少ない若手投手を育てる場にするというのもアリですね。

野球界のレベルの底上げだったり、投手力の底上げを図る場合は後者の方が妥当かなと思います。

野手の投手起用でこの選手を見てみたい！

プロ野球選手は、能力の高さゆえ高校時代に投手を経験している選手が多いです。

エースで4番の集まりみたいなのがプロ野球の世界なわけですから＾＾

個人的に野手で登板してほしいと思う選手をあげると以下のような感じです。

ソフトバンク⇒今宮健太
西武⇒岸潤一郎
日本ハム⇒中田翔
中日⇒根尾
巨人⇒亀井
阪神⇒糸井
カープ⇒鈴木誠也

いずれも高校時代に投手の経験があります。

特に個人的には、甲子園を沸かしたスターでもある今宮選手には機会があれば登板してほしいですね。

高校時代は150キロ超のボールを投げていましたし、高校野球ファンからしても今宮選手の投手起用は見てみたい人も多いのではと思います＾＾